2013-05-13 Mon

古参電車の部類に入る?国鉄時代からの電車に乗り、下諏訪を離れる。
電動モーターから響くムーとブー入り混じる音。
昔は都会でもいろんな車両から聞こえていた音だが、機械的な音になってから懐かしく思う。

車窓からは諏訪湖を背景に河川堤防沿いに連なる桜並木を通り過ぎる。
下諏訪で利用したタクシーの運転手が、岡谷の川沿いの桜が観光客のツアールートになっていると聞いた。
一瞬だが、いい場所だなぁ・・・。

岡谷から飯田線直通電車に乗り換え。
向かいのホームかなと思いきや、離れた0番線。
しかも、乗換え時間はたった2分。
乗客は地下階段を降り登りし、JR東海車両の2両編成ワンマンカーに乗り込む。
短い時間のためか、乗り遅れしそうな客が数人いたため、定刻をやや遅れて出発。
ここから、諏訪湖から発する天竜川に沿って南下。

沿線は標高が高い山岳が連なる。
車窓から南アルプスと中央アルプスに挟まれた風光明媚な南信州の景色を堪能。
右、左とカーブが続き、本線に比べて揺れも大きい飯田線。
車両は新しいが、田舎電車だなと実感する。

下諏訪から約50分。
高遠の玄関口、伊那市駅に到着。
ホームを下りると、残雪の木曽駒ケ岳が雄大に見える。
東北では見ることのない標高3000m近くの山々の景色は圧巻!
さて、ここまで長く列車を乗り継いで来たが、高遠へは鉄路がない!
途中下車して、高遠行きのバスを待つことに。
つづく
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