2013-04-28 Sun
1日目~2日目 大館-高崎今月半ば・・・4月18日~23日の5泊6日(うち車中泊1回)の大型旅行に出掛けてきました。
この時期を選んだのは、長野県にある高遠のさくらを観たい、そして気候的に大荒れが無いため。
そう思って出発の晩を迎えたが、夜天から舞い降りたのは「雪」
春なのに未だ雪降りますか?
そのため、冬用のやや薄き生地のアウターを覆い、寝台特急あけぼのに乗車。
ここから、長い旅の始まりです。

次の乗換え駅は、翌朝5時12分着の高崎。
しっかりと睡眠を取りたいと思い、秋田を出発してゴロンとシートの下段に篭る。

「ゴロンとシート」
寝台特急あけぼののみ連結されている開放式B寝台を使った車両。
寝台料金が無い分、布団や枕、スリッパなどのアイテムは一切なく、ただ座席に寝転がるだけの車両。
それでも、体を伸ばして寝るにはB寝台と変わりないため、利用価値がある。
日本海側を南下するあけぼの。
単線と複線が交互し、急カーブも多い羽越本線。
列車の揺れは相変わらず、虚ろに聞こえる独特な金属音が深い眠りから引き上げられる。
それでも、一度新津付近で起きた以外は程々に眠れた。
再び虚ろながら列車の揺れと停車する音が、乗り慣れた記憶で場所を察知。
水上だろうか・・・
時刻は午前4時を回っていた。
そうだろう・・・では、もう少し眠るか・・・
やがて、目覚めた時は渋川を通過していた。
下車する準備を整え、新前橋を差し掛かったときには準備万端。

廊下に備え付けてある補助椅子に座り、高崎の到着を待つ。
車窓から見えるホームには、上野方面の電車が出発準備の最中。
朝早くから首都圏の電車は動き出していた。
2駅を過ぎて、上越新幹線の高架が見えた来たら、高崎はすぐ。
速度を落とし、ゆっくりと幾つものポイントを通り、定刻どおり高崎に到着。


平日の早朝であるが、まだ通勤通学の人々は疎ら。
赤城颪(あかぎおろし)が吹く群馬、北から吹く冷たい風が頬を撫でる。
出発と同じアウターを着ても若干寒い感じ。
しかし、これから向かう長野の気温が9℃の予想・・・
今日一日、アウターが必要になりそうだ。
体を丸くしながら駅構内の跨線橋を渡り、八高線の専用ホーム3番線へ向かう。
つづく
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